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The Championship by LEXUS 2009

武藤俊憲が首位浮上

昨年は、やはり2日目に首位と1打差の3位タイにつけた今大会で、今年は首位タイに浮上した。スタートの10番、11番はともに第2打を9番アイアンでピンそば2メートル内につけて連続バーディを奪い、2アンダーで折り返すと後半はボギーなしの4バーディで、この日のベストスコア(65)をマークして、「ようやく、お目覚めです」と、笑った。

今季は、ゴルフの内容はけっして悪くない。出場18試合中3試合と「ほとんど予選落ちもしていない」。
だが週末にスコアを伸ばせず、平凡な結果に終わってしまう。

次第に「ゴルフが悪いのでは」と、思うようになっていった。
「何をやってもうまくいかない」と、必要以上に自分を追い詰め「ストレスを溜めにゴルフをしに来るみたいな感じになっていた」と振り返る。

悪循環にはまり込み、本来の力がちっとも発揮出来ていなかった。
「それで余計に頭の中が、『ゴルフ、ゴルフ』になっていたかもしれない」。

そんな連鎖を断ち切ったのは、3週前だ。
ブリヂストンオープンを、思い切ってスキップ。
頭をからっぽにして、住まいのある大阪でトレーニングに励むかたわら、子供と公園に散歩に出かけたりしてリフレッシュ。
週末には仲良しの谷口徹や山下和宏らとラウンド練習に出かけて英気を養った。

「それで、スイッチが切れた」という。

この2日間は、その山下と同組だったのも励みになった。
プライべートも合わせて6回ほど直接対決をしているそうだが、どれも勝ったためしがない。
先のオフも、山下の所属コースのザ・サイプレスゴルフクラブで回ったこともあり、「山下さんのホームでこてんぱんにやられた」と、苦笑する。

「だから今回は絶対に勝ってやろうと思った」と、この日の最終9番はボギーを打った山下に対して、バーディでリベンジ。2打のリードで“初勝利”に「今日は燃えました」と、拳を握った。

とはいえ、いつも谷口にも言われているように、「ゴルフは4日間勝負ですから」。山下といったん組を離れた週末も、攻撃の手を緩めるつもりはさらさらない。

今大会は1年越しに、虎視眈々と狙っているものはツアー通算3勝目だけではない。
優勝副賞は、高級車の「LEXUS RX450h」。

2006年のツアー初優勝(マンシングウェアオープンKSBカップ)時に手に入れた初代の「LEXUS GS」も「そろそろ替え時」。
というのもこのほど、知人の勧めでスポーツ愛好家がエコプレーの実践を呼びかける「スポーツ・グローバル・アライアンス」に加入した。
家で使用しないコンセントを抜いたり、レジ袋を断るなど日頃からエコライフを心がけているだけに、会場の移動に欠かせない愛車も「そろそろハイブリッドに」と、考えているところだったのだ。

1年ぶりの優勝なら、それも一挙両得。
「去年はもらい損ねましたから……。ゴルフだけはエコじゃなくて、一生懸命にやります」と、気合いを入れ直していた。

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