リランキングとは、昨年のチャレンジトーナメントとファイナルＱＴのランキングで構成されるツアーの出場優先順位を、シーズン途中のツアー獲得賞金によって見直すことである。
今年は、開幕戦の東建ホームメイトカップから、６月のミズノオープンよみうりクラシックまでが、その第１回目。

これにより、今週「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」より適用される同ランクの１位に躍り出たのは立山光広だ。

ファイナルＱＴランク24位の資格で２００７年以来のシード奪還を目指す今季は、６月の日本プロゴルフ選手権で踏ん張った。

初日が雨のため中止となり、最終日に計２ラウンドをこなす長丁場は、最初の18ホールで一時は首位に１打差まで迫り、本人もがぜん「その気になった」が、36ホールが終わってみれば、池田勇太に７打差の大量リードを許していた。

今年９月に41歳。「体力的にもへろへろです」と苦笑したが、さほど悔しくはなかった。
単独２位は獲得賞金も1600万円を超えて、「もう確定でしょ？」。
ひとまず、シード復帰のめどもついたから、これから後半戦は出番も増えて、今まで以上に思い切り戦える。

６月のＵＢＳ日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズでツアー初優勝をあげた同期の五十嵐雄二がそのインタビューで「立山よりも先に勝ちたいと思っていたから。凄く嬉しい」と語ったものだが、ライバルに言わせたままでは男がすたる。

「もちろん、あとは優勝しかないもんね」。
これを弾みに不惑の“番長”がさらなる高みを目指す。

第１回リランキングリストははこちらから･･･!!

• 立山 光広
• 池田 勇太