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つるやオープンゴルフトーナメント 2009

つるやオープンは大会史上2番目のギャラリー数を記録

つるや(株)の西村文延・代表取締役社長(左)のいつもユニークな表彰式のスピーチは、もはや大会名物といっていい!?
最終日の観客動員数は、1万3012人。94年の第1回大会に次ぐ記録となったが、大会主催のつるや株式会社の西村文延・代表取締役社長は表彰式で、大ギャラリーに正直な胸のうちを明かした。

「遼くんが予選落ちしてしまったので、最終日はもうみなさんに来ていただけないかと…」。

昨今の男子ツアーのギャラリー数の増加は確かに17歳の力である。
それでも、マスターズ帰りの片山晋呉が参戦したこともあり、その石川が予選でコースを去ったあとにもかかわらず、週末にこれだけお客さんが集まってくださったのだ。

また今年は、杉原輝雄をはじめ、青木功にジャンボ尾崎、尾崎直道、倉本昌弘…。史上7人しかいない永久シードのうち、中嶋常幸をのぞいた6人が顔をそろえ、初日から連日多くのギャラリーを集めた。
感激した西村社長は約束してくださった。

「来年も必ず開催します!」。

今年は大会3日目が中止となり、競技は54ホールに短縮。
賞金ランキングへの加算は規定により75%となった。
それにも関わらず、選手たちに全額を支払ってくださったばかりか、「この経済状況が悪い中、来年は大借金してでも必ずまた開催しますよ!」と、西村社長。

その恩情に、チャンピオンの富田は選手を代表して深く頭を下げた。


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