Tournament article

UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ 2009

河井博大(ひろお)がホールインワンを達成

自身ツアーで2度目の快挙達成だが、賞金がかかったホールでは初めてだ。河井が192ヤードの3番パー3で、ホールインワンを達成した。4番アイアンのティショットは、「全然、思い通りのショットではなく保険をかけて、グリーンのセンターを狙ったのがたまたま入った感じ」という。

その瞬間は、はっきりと見えた。
手前にワンバウンドしたボールは転がって、カップに吸い込まれるように消えた。
大会主催の日本ゴルフツアー機構提供の賞金100万円を獲得した。

まして、この難コースでのイーグルが効いて、通算2アンダーは16位と順位を上げた。

2006年以来のシード奪回を目指し、ファイナルQTランク8位の資格で参戦する今年は、「もう後がないんだ、と。そのくらいの気持ちで、死に物狂いでやっている」。

田中秀道を師匠に、弟弟子にあたる富田雅哉が今年、ツアー2戦目のつるやオープンで初優勝をあげたことも、励みになっている。
「とにかく、自分もやるしかないと思っていますから」。

残念ながら、翌週のプロ日本一決定戦「日本プロゴルフ選手権」の出場権はないが、「次はよみうり!」。この日のホールインワンに弾みをつけて、全英オープンの出場権もかかった3週間後のミズノオープンよみうりクラシックに照準を合わせた。

関連記事