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ダンロップフェニックストーナメント 2009

高山忠洋は「泣かしたい、でも…」

10番の3連続ボギーから、よくぞカムバック。連続ボギーにした11番では池に入れ、「取り返さなければ、という思いが裏目に出た」。続く12番では右のバンカーから寄らず入らず。

「焦っても仕方ない。この先は、欲を出さずにイーブンパーまで戻そう」と、気持ちを切り替えたのが奏功した。

13番、16番でいずれも2.5メートルのバーディチャンスを決めて、息を吹き返した。
3打差の4位タイに、「楽しみ」と、久しぶりに笑みがこぼれた。

今季は開幕戦で2日目に首位タイにつけながら、週末にスコアを崩すなど、結局平凡な結果に終わるというパターンが続いている。

今年6月18日に梢さんと入籍。
「結婚後の初優勝で、奥さんを泣かしたい」との意気込みが、空回りしていた。
オフには披露宴を控え、晴れの席で恩人たちに3年ぶりの3度目の優勝報告をという気持ちもひそかにあった。

そんな心情を察した梢さんのお母さんに、やんわりと言われたのはつい最近だ。
「優勝して式に華を添えたいと思ってくれているんでしょうけれど、無理はしないで。別に今年、勝たなくたってもいいじゃない?」。

これで一気に「肩の荷がおりた気がした」という。
「そりゃあ勝つに越したことはないけれど。結婚したあとだから、とこだわりすぎていたかもしれない」。
今では、余計な気負いもない。
「最終日は、楽しくゴルフをして、まずは自分のために勝ちに行く」。
それこそが、花嫁が望んでいる夫の姿でもある。

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