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マイナビABCチャンピオンシップ 2009

連覇を狙う石川遼が、ホスト大会4戦目

23歳と18歳の賞金レースはここに来て一気に加速した。池田勇太が、先週のブリヂストンオープンで今季4勝目を飾って賞金ランキングは1位に再浮上した。

しかしその池田も言ったように、2位の石川遼との約960万円差は「1勝すれば、すぐにでも逆転できる金額」でありこれから先は、ますます目が離せない展開に。

先週の池田は、クラブ契約先ブリヂストンが主催するホスト大会を制したが、今週は石川の番だ。

18歳が、ツアーで初の連覇を狙うマイナビABCチャンピオンシップは昨年の最終日に2位と2打差で迎えた18番で、果敢にグリーンを狙って池に入れたが、見事なウォーターショットで奧3メートルにつけて逃げ切った。

ド派手なガッツポーズで喜びを爆発させて、プロ転向後の初優勝を劇的シーンで締めくくった。

さらに「株式会社 毎日コミニュケーションズ」が今大会の特別協賛となって初年度の快挙達成に、「初代チャンピオンと呼ばせてください」と優勝スピーチして、主催者を喜ばせた。

そして、同社が運営する人材情報サービス「マイナビ」のイメージキャラクターに、石川を起用すると発表したのは今年6月。

昨年までの4大会から、さらにもうひとつ加わったホスト試合はさらに次週に10月のコカ・コーラ東海クラシックで権利を得た世界ゴルフ選手権「HSBCチャンピオンズ」が控えている。

今年の石川は、次に世界舞台が控えた前週に必ず優勝する、という数奇なデータもある。

また先週は20位に終わったが、池田の優勝争いを横目に、さらなる高みを目指し、「新しいことに取り組んでいた」というスイング調整は、日に日に成果をあげて、最終日には「昨日までの鬱憤を晴らすゴルフが出来た。来週が楽しみになってきた」と本人も、いよいよ29日(木)の開幕に、胸を躍らせる。

さあ、準備は整った……!!

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