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VanaH杯KBCオーガスタ 2009

第2ラウンドが終了、石川遼が単独首位に

大会3日目の29日(土)は7時10分より、日没サスペンデッドとなっていた前日2日目の第2ラウンドが行われた。

暫定首位タイから競技を再開した石川遼は、最初の10番ティショットを大きく左へ。早朝にもかかわらず、詰めかけた大ギャラリーの目の前で、隣の13番ホールのラフに打ち込む乱調に「少し緊張もあったかな」。

それでも冷静に、いったん13番のフェアウェーに脱出し、そこから6メートルに乗せて、2パットのボギーに収め、すぐに11番のバーディでミスを取り返した。

最終18番は、手前から8メートルのイーグルチャンスこそ外したが、難なくバーディで締めて通算13アンダーは単独首位浮上。
高麗グリーンの攻略も、「変わらずに良い」と、迷いはない。
「ドライバーの調子も徐々に良くなっている」と、残りの9ホールで得た手応えのまま、ゲームは決勝ラウンドを迎える。

背後には、やはりこの日は12番ホールから、第2ラウンドの残り競技を消化して、2打差の2位に浮上した谷口徹。
谷口もまた例にもれず、かねてよりここ芥屋ゴルフ倶楽部のグリーンを苦手にしていたが、今年はどういうわけか、専属キャディの清水重憲さんが「まるでグリーンに溝をつけたみたいに良く入る」と驚くほど、パッティングが絶好調だ。
また、先週まで3週間の夏休みで、相当打ち込んできたようで、ショットにもかなりの冴えを見せている。

「谷口さんがいるということで、3ラウンド目も緊張の中のゴルフになると思う」と石川。
今季3勝目には、その第3ラウンドこそ鍵を握る。
今朝は3時起きでコース入りした石川は、「あと残り半分も我慢して、やりたいと思う」と言い残し、いったん近隣の宿舎に帰り、十分な休憩を取って再び出直す。

※引き続き、第3ラウンドは11時30分よりアウト/インよりスタートする予定です。石川遼、谷口徹、平塚哲二の最終組は、13時10分にティオフします。


  • 続く第3ラウンドは、ショット、パットとも絶好調の歴代賞金王、谷口徹との直接対決だ!

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