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フジサンケイクラシック 2008

片山晋呉は永久シード入りのチャンスにも「まだ考えられない」

前半の3番で大トラブルだ。大きく右に曲げたティショットは、林の奥からとりあえず出しただけ。脱出したのもつかの間、フェアウェイからの第3打が木に直撃して、再び右の林の中へ。

そこからグリーン手前のラフに出した5打目も寄らず、2パットのダブルボギーを打った。

いつもの片山らしからぬミスも、「仕方ない」と割り切っている。
何しろ持病の背筋痛の再発で、ここ2ヶ月ほどろくにラウンドしていない。
痛みのせいで練習すらできず、「クラブをほっぽって、遊んでばかりだったから」。

先週に引き続き、欠場や棄権も頭にあった今週は、たとえ大ミスしようとも「こうして回れているだけでいいので」。
何食わぬ顔でやり過ごし、そして何食わぬ顔で5連続。

13番から怒濤のバーディラッシュも淡々と「久々でしたけど・・・でもまあ普通ですよ」。
あっという間に3位タイに浮上して、ツアー通算25勝目のチャンスにも「まだ考えられない。いまは、自分に対して何も言えない」と、答えるにとどまった。

※永久シード権・・・ツアー通算25勝以上をあげたものに、生涯を通じて与えられるツアー出場権のこと。現在、該当選手には青木功(通算51勝)、尾崎将司(94勝)、中嶋常幸(48勝)、杉原輝雄(28勝)、倉本昌弘(30勝)、尾崎直道(32勝)がいる。

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