Tournament article

フジサンケイクラシック 2008

藤島豊和が首位キープ

この日2日目はキャディの古賀雄二さんと、スタート前に約束した。「昨日はせっかく7つも伸ばしたんだから。今日は2桁行こう」。

難しい5番でチップインバーディを決めるなど、公約どおりの通算10アンダー。好スコアを支えるのは、「今までにないくらいに自信がある」というショットだ。

今週火曜日に、谷原秀人に特訓を受けた。
東北福祉大の3つ先輩のつきっきりの指導は、開幕までの2日間で1000球を超える球を打ち込み、おかげで欠点でもあったオーバースイングが矯正された。

たちまちその成果を示した後輩に前日初日、先輩はちくりと言ったものだ。
「1割くらいもらわないといけないな」。
報道を通じ、その谷原の言葉を知った藤島は「高級レストランでごちそうします」と約束したが、一番の“恩返し”はもちろん、ツアー初優勝だ。

8月のサン・クロレラ クラシックはその谷原と、やはり東北福祉大OBの谷口拓也が優勝争いを演じたばかり。
「先輩たちが頑張っているから。僕も早く一皮むけたい」。
昨年9月のコカ・コーラ東海クラシックはコロンビア出身のカミロ・ビジェガスに、惜しくもプレーオフで敗れたシード1年生が、再び最大のチャンスを迎えている。

関連記事