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〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック 2008

石川遼が5試合ぶりの予選通過

通算3アンダーで迎えた17番パー3は、7番アイアンで池に入れてダブルボギーを打ったが、18番ホールまでのやや長いインターバルで「気持ちを落ち着かせていった」という。

ティショットでフェアウェーのど真ん中をキープして、残り167ヤードの第2打はピン左5メートル。
見事なバーディフィニッシュで締めた最終18番グリーンから、250メートルくらい歩いたところにあるアテスト会場に着いても、まだその余韻にひたっていた。

思わず飛び出したガッツポーズ。
「予選落ちが続いていたので、本当に嬉しかったんです」。
ましてマーカーとスコアを読み合わせるときに、ラフに入れたホールをほとんど思い出さずに済んだことは「練習の成果ですかね。曲げたことを思い出すのは嫌ですしね」。

5試合ぶりの決勝ラウンド進出が、納得いく内容だったことは二重の喜びだ。

通算2アンダーは暫定16位タイ。
「この位置にいて、目指さない人はいない」と石川。
上位4人に与えられる全英オープンの出場権。
予選通過の壁を破ったら、がぜん世界が見えてきた。
「気持ちで負けないように。明日、明後日とまた気持ちを持続させていきたい」と、気合いを入れた。

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