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中日クラウンズ 2007

そのほかの招待選手紹介

水曜日のオープニングパーティで意気込みを語ったホールバーグとケーシー(左から)
アーノルド・パーマーをはじめとする、世界の一流選手たちが名勝負を繰り広げてきた歴史と伝統の中日クラウンズ。今年はアマチュアのタッド・フジカワほか、個性的な顔ぶれが和合に挑む。そのうちのひとりがイギリスのポール・ケーシーだ。

ツアーデビューの2001年。出場わずか11試合目のグレンイーグルス・スコティッシュPGAチャンピオンシップで初優勝を飾った逸材は、その年賞金ランキング22位に入り、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得している。

さかのぼって、アメリカのアリゾナ州立大学ゴルフ部時代の1999年には、アマチュアのライダー・カップと言われるウォーカー・カップで負けなしの4勝をマーク。
また1998年から、3年連続の全英アマチュア選手権制覇は史上初の快挙だった。

昨年、欧州ツアーで3勝をあげるかたわら、メジャートーナメントを中心に、米ツアーにもスポット参戦。全米オープンで15位、WGC・ブリヂストン招待で4位タイに入るなど、活躍の場を世界へと広げている。

今年は、アブダビ・ゴルフチャンピオンシップで早くも優勝を飾り、いま乗りに乗っている29歳だ。

もうひとりの招待選手は48歳のベテラン、アメリカのゲーリー・ホールバーグ。
1982年の今大会チャンピオンが、13年ぶり(6度目)に和合に帰ってくる。

当時23歳の新進気鋭の新人は、2日目に67をマークして首位に立つと、3日目も66で回り、2位に5打差をつけ、最終日は70で手堅く逃げ切った。
ジョニー・ミラー、グレッグ・ノーマン、クレイグ・スタドラーら強豪が参加した年でもあった。
その後、1987年のグレーターミルウォーキーオープン、1992年サザンオープンなどツアー3勝をあげている。
歴代チャンピオンが、久しぶりの日本でどんなプレーを見せてくれるか。

Paul Caseyポール・ケーシー
<国籍> イングランド(チェルテナム)
<生年月日>  1977年7月21日(29歳)
<身長・体重> 178cm 80kg
<主戦ツアー> 欧州ツアー
<ツアー優勝> 8勝
<プロ転向> 2000年
<主なタイトル>
欧州ツアー・ルーキー・オブ・ザ・イヤー(2001年)、
欧州ツアー・ゴルファー・オブ・ザ・イヤー(2006年)
<2007年シーズン>
アブダビ・ゴルフチャンピオンシップ  優勝
HSBCチャンピオンズ        6位タイ
WGCアクセンチュアマッチプレー   5位タイ
WGC CA選手権          9位タイ

Gary Hallbergゲーリー・ホルバーグ
<国  籍> アメリカ(イリノイ州)
<生年月日> 1958年5月31日(48歳)
<身長・体重> 178cm 73kg
<主戦ツアー> 米PGAツアー
<ツアー優勝>
3勝(1983年サンディエゴオープン、
1987年グレーター・ミルウォーキーオープン、
1992年サザンオープン)
<その他優勝>
2002年ノースイースト・ペンシルバニアクラシック
(ネーションワイドツアー)
<主なタイトル> ルーキー・オブ・ジ・イヤー(1980年)
<プロ転向> 1980年
<本大会出場>
6回目(1982年優勝、1983年29位タイ、1985年28位タイ、1993年2位タイ、1994年64位)

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