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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2007

賞金レースはいよいよ佳境へ・・・!!

1番でスタンドにボールを投げ込み気分よくスタートして行った片山だったが・・・
まさかの大波乱が起きた。この日3日目。5打差の首位からスタートした片山晋呉が9番でトリプルボギー。左斜面からの第2打は、前方の木を直撃。さらに第3打はグリーンをオーバー。4打目にようやくグリーンをとらえたものの3パットに終わった。

前半38はリーダーボードを急降下。後半は帽子の色を変えて気分転換をはかったものの取り戻せず、2オーバーを打った。通算3アンダーは11位に沈んだ。

ジンクスなど考えたくはないが、この日3日目にかぶったのは鮮やかな黄緑のテンガロンハット。
スコアを伸ばした初日、2日目のニット帽子からの衣替えにやはり・・・と感じたファンも多かったのではないだろうか。

実は、今季2勝はトレードマークを封印して勝った。7月のUBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズはハンチング帽。10月のブリヂストンオープンは、サンバイザー。

そして、惜しくも2位に終わった日本オープンも、3位のABCチャンピオンシップも最終日にテンガロンハットを被って負けている。

「今日は、年に一番悪い日が出てしまった感じ」と片山。
逆転賞金王には、勝つしかないという状況に「非常に厳しいですが、何とかなるかもしれない。頑張ります」と、意気込みを話した最終日はどの帽子を選ぶのか。ひそかに注目が集まりそうだ。

片山に変わって3位タイに浮上したのが現在賞金ランク1位の谷口徹だ。片山との差は約1800万円。今週、単独2位以上なら、5年ぶり2度目の賞金王が決定する。
初日は片山との同組対決で、思うようなゴルフが出来ず「力が入りすぎた」と反省した。
いよいよ決着の最終日も「そういうことを考えても仕方ないから。とにかく、今年最後だし少しでも上にいけるよう頑張りたい」。
2007年の集大成としたい。

  • 単独2位以上で賞金王が確定する谷口は「そんなことは考えず、とにかく上を狙う」と

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