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コカ・コーラ東海クラシック 2007

石川遼くんが2試合連続のベストアマチュア賞受賞

憧れのビジェガスとの記念撮影で、満面の笑み
先月17日に16歳の誕生日を迎えてから初めてのツアーは、史上最年少優勝から数えて3戦目の今大会。フジサンケイクラシックに続く、2試合連続のベストアマチュア賞獲得にも、特にこの日最終日は「一番、苦しんだラウンドでした」と振り返る。
もともと、タフな三好のセッティングに加えて週末は2日間とも雨。
表向きは元気一杯の高校1年生も、やはり「見えない部分で疲れがあって、スイングに影響してしまった」と、唇をかむ。

開催前から宣言していた「毎ホールでバーディを取るつもりでやる」という目標には変わりない。
しかし、「今日はどうやってもティショットが曲がってしまって。ボギーでも仕方ない、というような、簡単にスコアを落とすゴルフになってしまった」と、悔しがる。

前半のハーフを40で折り返すと、15番でティショットを池。
最終18番では第3打を、またもやグリーン右サイドの池に打ち込みダブルボギーを打って、思い返すのは予選2日を同じ組でまわったビジェガスのことだった。

「100ヤード以内からのミスがまったくなかった。やっぱり、PGAで戦う人はすごい。自分はまだまだだと・・・」。
表彰式で席を並べたチャンピオンに改めて、尊敬のまなざしだ。

開幕前に幾度も練習ラウンドを重ね、入念な準備をして臨んだものの、44位タイが精一杯。
「プロの人たちは、これを毎週やっているのがすごい。僕には、1週間戦えるスイングが必要です」と、課題をあげ始めたらキリがない。

「でも、こういうラウンドを重ねることで、成長できると思うから」。
ひとつ新しい舞台を踏むたびに、ゴルフの内容ばかりかそのコメントも、ますます磨かれていくようだ。

今週、訪れたギャラリーはのべ19,310人。
16歳とは思えない存在感で、熱狂的な名古屋のゴルフファンを魅了したこの4日間。
最終ラウンドで見せたいつになく強張った表情も、戦い終えるとすっかり解けて、いつものあどけなさを取り戻した。

表彰式のあとの記念撮影。
「カミロと一緒に、スパイダーマンのポーズで写りたい!」と言い出した。
フラフラと、絶景の撮影ポイントを探しに行く石川くんを、キャディの塘田隼也さんがたしなめる。
「遼、もうやめとけって!」。
諦めて、今度は最後まで残ってくださったファンのみなさんにサインボールのプレゼントだ。
「遼くん、ちょうだ〜い!」。
小さな子供たちの声のするほうへ、満面の笑顔で投げ込んだ。

次回は、神奈川県の相模原ゴルフクラブで行われる日本オープン。
日本一を決める伝統の一戦は、やはり相当手ごわいセッティングになるだろう。
最高峰の舞台で、三好での経験をどう生かすか。
16歳の挑戦が続く。
  • 表彰式終了後、主催者へのみなさんのご挨拶も忘れない!

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