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東建ホームメイトカップ 2007

高山忠洋「まだまだ、高山も元気だぞ、と」

見た目のタッチと、実際のスピートが一致しない。そのために「パットが打ち切れなかった」と悔やんだのは前日3日目。強風の中で、76を打って順位を下げた。「それでかえって吹っ切れた」。

最終日は、思い切って冒険に出た。実際より、さらに遠い位置に仮想のカップを頭に思い浮かべて、それに向かってパッティングするようにした。
「そうしたら、自然と強いタッチで打てた。ショートしなくなった」という。

強気のストロークが、ピタリとハマった。14番でこの日3つ目のバーディを奪って通算1オーバーまで盛り返す。
そのとき、ちょうど目に入ったスコアボード。「上はそれほど伸びてない」。
気合を入れなおして一気に浮上だ。

17番で8メートルのイーグルパット。これを含む上がり3ホールの4アンダーで7位タイ。
あまり良いところがなかった昨シーズン。
この日は、地元・和歌山県から20人編成の大応援が駆けつけた。

「期待に答えることができた。まだまだ、高山も元気だぞ、というところを見せられたと思う」。
2005年のチャンピオン。
ゲンの良いコースで高山が、開幕早々に復調のきっかけを掴んだ。

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