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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2006

プロゴルファーが学校訪問

手振りを交えて話す選手達
ゴルフの魅力を知ってもらい、カシオワールドオープンを盛り上げる為、
21日(火)に大会会場に近い香南市立香我美中学校をプロゴルファー2選手が訪問した。

同学校の1年生51名が待っていたのは、2000年にカシオワールドオープンを制している鈴木亨、今季サン・クロレラクラシックとコカ・コーラ東海クラシックで2位に入った宮本勝昌だった。

宮本がゴルフに携わったのは、偶然にも今日聞いている生徒と同じ中学校1年生の時。
初めはゴルフと学校の部活を両立していたが、父親と一緒に
毎日練習する内に、ゴルフだけに取り組むようになっていた。

友人が部活をしている中、一人ゴルフをしている事で周りとの
仲間意識が遠く感じた苦しい時もあったが、
それでも、「ジュニアで良い成績を修めたら、みんなと仲良くなれた」と
自分の中学校時代の事を振り返る。

宮本とは逆に、「今日の子供達は素朴そうな感じがするから、
純粋な気持ちになれる」と、40歳の鈴木は生徒の両親と同じ目線で話す。
自分の娘には「相手の立場になって考えなさいと教えています。
周りの事を考えるときっと上手くいくから」と、生徒達の学校生活に
役立つ話を披露した。

プロになろうと思った切っ掛けやプロの厳しさの話が終わると、
その後は生徒達からの質問タイム。

生徒達からは「年収はいくらですか?」 「ホールインワンはありますか?」と
プロの厳しさ以上の厳しい質問が選手に向けられた。

宮本は「年収はいっぱい貰ってますよ(笑)」。
鈴木は「ホールインワンはないので、それをするのが僕の夢です(笑)」
と笑顔でかわす。

最後に、選手は「僕は今まで失敗や間違いを多くしてきました。
失敗や間違いは20歳までは謝れば許される事もあるから、
何でもチャレンジして下さい。やりたい事をやらないよりは
やれるだけの事をやって怒られた方が良いと思います。
大きい、小さい夢に向かって痛い思いや苦しい目にあいながら
挑戦して欲しい」と熱いメッセージを送った。

成績が上位の2人だけに今週の大会でも活躍が期待できる。
今大会は父兄同伴に限り中学生以下は無料なので、2人の活躍を
始めプロゴルファーの試合を是非観戦に来て下さい!

  • 集中して話を聞く生徒達
  • 最後は選手も拍手でお別れ

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