Tournament article

マンダムルシードよみうりオープン 2006

今年も盛り上がったファンとの集い

場内では爆笑の渦が・・・「トークショー」
昨年に引き続き、多くの人々が集まる東京の観光スポット“六本木ヒルズアリーナ”にて『ファンとの集い』が実施された。「男子プロゴルファーにファンが直接触れ合う機会を作る」をテーマに掲げるだけあって、司会はNHKの有働由美子アナウンサーと芹澤信雄選手が、出演者には横田真一・細川和彦・宮里聖志・宮里優作・横尾要・近藤智弘・今井克宗・すし石垣・S.K.ホ・D.チャンドという豪華な11名が集まり、プライベートな質問も飛び交うトークショーを繰り広げた。中でも、この為に韓国から駆け付けたというS.K.ホ、ファンサービスの向上を心掛けているD.チャンドの意気込みは並々ならぬものがあった。

この日は、ポリオ撲滅基金・ジャワ島地震災害への義援金への寄付を目的としたチャリティオークションが開かれる事もあって、各々の選手は愛用品のクラブやボール、サイン入りのポロシャツやシューズ等のお宝グッズを持ち寄った。小雨が降る中、会場に駆けつけたファンは、滅多に手に入らないグッズを前に声高に値段を競い合い、盛況の内に終わったオークションは最終的に23万6千円にまで達した。

また、親子で参加して楽しめるスナッグゴルフゲーム大会も実施され、予選を勝ち抜いた親子とプロが共同作業で高得点を目指した。予想外にもプロが足を引っ張ってしまう組もあり、スナッグゴルフ経験者の子供からは「駄目じゃん!」という厳しい一言が入る一幕もあったが、参加した親子は元より選手から普段の試合では見る事ができないリラックスした笑顔が終始こぼれていた。

『ファンとの集い』終了後は、舞台を六本木ヒルズアカデミー49に移して、「UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」の記者会見が開催された。『ファンとの集い』に参加した選手が同席するという大人数での珍しい記者会見になった。選手達が選手達の為に作った本大会。選手一人ひとりの思い入れが強く記者会見では本大会にかける意気込みが各選手から聞かれた。

会見は、コースセッティングの説明や大会期間中の4日間を通して16番パー3でホールインワンを達成した選手にはUBSより約220万円相当の純金プレート1キロが贈呈される事が紹介され、選手達が大会へのモチベーションの増加に繋がる公式情報が発表された。同時に、初お披露目となったUBSトロフィーも披露され、選手達はこの輝かしい優勝カップを手にする事を目標にプレーに望むこととなる。

昨年の大会覇者の細川選手からは「(茨城が)地元だし、2連覇を目指して頑張りたい」というコメントが聞かれた。チャンピオンを追い掛ける若手の宮里優作・近藤選手からは「勝ちたいトーナメントの一つで、試合を若手が盛り上げないといけないと思う」、横尾選手からは「難しいコースが好きなので、もっとコースが難しくても良い」と言う力強いコメントが続いた。今年の大会は、昨年にも増して盛り上がる事は必須だ。この熱戦は6月29日から宍戸ヒルズカントリークラブで幕を開ける!!
  • ちびっ子達の前でプロの技を披露した選手達
  • 記者会見ではUBSトロフィが初お披露目

関連記事