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日本ゴルフツアー選手権宍戸ヒルズカップ 2005

宮里優作が、アルバトロスを達成

588ヤードの6番パー5で会心のティショットを打って、フェアウェー左サイドから残り261ヤードの第2打も完璧だった。
3番ウッドで放った球は、手前からグリーンに落ちて「かなり寄ってるな」と思う間に、ふいに視界から消えた。
「ほとんどジャストインくらい。一瞬、頭が真っ白になりました」。

過去、試合で3回達成しているホールインワンよりも、確率的にうんと難しいアルバトロスは「価値ある一打」。
それでも、記念のボールは「持っているとモチベーションが下がるから」と、すぐに観戦に来ていた子供にあげてしまった。
「・・・持っていてもしょうがないし、いつまでも達成感が残ってしまって、次に続かないですからね。そういうものは、ファンの人にじゃんじゃんあげちゃう!」。
自分には他にもっと欲しいものがあるという、気持ちの表れでもあるのだろう。

ツアー史上26回目(23人目)の快挙達成に、森ビル株式会社の森稔・代表取締役社長より贈られた賞金30万円は、「大ちゃんに、プレゼントしよう!」。
この日3日(日)は、専属キャディの進藤大典さんの誕生日。
いつも世話になっている恩人へ、最高のプレゼントになった。

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