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日本ゴルフツアー選手権宍戸ヒルズカップ 2005

細川和彦は単独2位

4番で、第2打を左池に入れてダブルボギーを打ったが焦らない。初タッグを組むキャディのジョーさんと、「まだまだ、先は長いしね」と話し合った。
この難コースなら、目標は「1日パープレー。欲張ると、ろくなことはない」。続く5番では3パットのボギーを打ったが冷静に受け止め、6番で1メートルのバーディパット。8番で4メートル。9番は、前日に引き続き、あわやチップインイーグルのアプローチで、先の2ホール分を取り返してハーフターンだ。

通算6アンダーで迎えた最終18番も魅せた。
グリーン手前ラフから、ピンまで20ヤードのアプローチは柔らかく舞い上がってピンそばにピタリ。
「絶妙のロブショット」でピンチを切り抜け、単独2位でのホールアウトに期待も高まる。

4月のつるやオープンと、中日クラウンズで師匠の尾崎直道が2週連続優勝を達成した。
その瞬間は細川もグリーンサイドに駆けつけて、祝福した。
「握手したとき、パワーをもらった」。

これまでのデータから、直道が好調のときは弟子もいい、という方程式が2人の間で出来ている。
「直道さんにも『そろそろお前だな』って言われているし、その気持ちに答えたい」。
師匠の激励に、かなりその気になっている。

今週は、会場まで車で40分の自宅通勤。
地元開催のこの大会を、存分に楽しんでいる。仕事を終えて家に帰れば、子供達の手に引っ張られて近くのゲームセンターに通う。
長男・和広君が話題の「ムシキング」に凝っていて、父親もカード集めに付き合っている。
「そういうのも、良い気分転換につながっているのかな」。
最終日はここ地元茨城県で“普段着”のまま、ツアー通算8勝目をねらっていけそうだ。

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