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三井住友VISA太平洋マスターズ 2016

推薦出場! 細川和彦が「今日1日でも返せた」

初日の好発進で安堵するのはまだ早いが、今は出場権も持たない主催者推薦の身では、「今日1日でも返せたのかな」と、4アンダーの出だしに満足そうだ。

まして、水曜日は開幕前日にはチームで“19アンダー”を記録して「プロアマでは優勝できたし、良かった」と、2日続きの恩返しにはエビス顔だ。

ツアー通算8勝を誇る雄も、11年に16年間守ってきたシード権を失い、翌年に土壇場ですぐ取り返しても、13年にはまた陥落。
そして、つい先日には来期のツアー出場優先順位をかけたQTのサードにも失敗して来月46歳を控えたいま、痛感しているのは「ゴルフの難しさ」。試合に出られないかわりに今年は、JGTOのコースセッティングアドバイザーとして、フジサンケイでピン位置を監修したり、テレビ解説として松山の世界ゴルフ選手権制覇を見届けたり。

「ああ、このピン位置に対して、こういうショットを打つのか、とか。外から見ていて、改めて気づけたり、とても勉強になる」と、自身のプレ−にもぜひ反映させたい気持ちでいっぱいでも、「いざ自分がコースに立つと、そう簡単ではない。たとえばOBをして、若いころならまた2つバーディ取ればいい、と思えたけど今はなかなかそういかない。ほんと、ゴルフって難しい」と、年齢と経験を重ねたゆえの悩みもちらり。

懸命に復帰の道を、模索する中での好発進にも「あくまでも、トップ10入りが目標だけど、もしかしたら松山と回れるチャンスもあるかもしれないね」。
現場でこそ、怪物のゴルフを間近で見てみたい欲もある。

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