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三井住友VISA太平洋マスターズ 2005

宮本勝昌「たくさん稼いで、税金いっぱい払います」

1日2イーグルの派手なプレーで御殿場を盛り上げたあとは・・・
妻・朋美さんが見守る前で、1日2イーグルの快進撃。前半の18番パー5で、段の下から11メートルをねじこんだ。後半の3番パー5は、「ティショット、セカンドとも会心の一撃」。
フェアウェーから残り272ヤードの第2打は、ピン奥8メートルにつけて、これを沈めた。

「今週は、家から15分の自宅通勤。毎日、奥さんが応援に来てくれているし、心強い」。
内助の功で、3位タイに急浮上だ。

昨年末、今大会の地元・御殿場市に新居を構えたばかりだ。
一昨年前から家探しに奔走していた宮本に、師匠の芹澤信雄がこともなげに言った。

「なんだよ、それならうちの近くにしろよ。そしたら、おまえもちょっとは練習するようになるんじゃない?」。

この誘いをきっかけに、さっそく引越しした宮本に、うれしい声がかかったのは今年4月のことだった。

市役所から、「地元の良いところをPRしてください」と“観光親善大使”の任命を受けたのだ。

それだけに「御殿場市を盛り上げたい」という気持ちは人一倍強い。
この日2日目も、ホールアウトするなり、富士山の写真がプリントされた名刺を配り歩いてさっそくPRだ。

「御殿場は、富士山だけじゃない。ほんっと、住むには最高の場所ですよ!」。

風呂から見上げる富士山の美しさはもちろん、実際に住んでみて実感するのはまず、「空気の美しさ」だと宮本はいう。
「ベランダにパラソルとベンチを出してボケっと外をながめていると、最高ですよ。空気の透明感というのかなあ・・・。ほんとうに、心まで洗われるようですよ」。

美味しい食べ物も豊富で、「水のキレイな土地ならではの、ワサビやお米がおいしくて。ここはほんっと良いとこです」と、御殿場の魅力を余すところなく表現した。

もちろん話術だけではなく、ゴルフでも結果を出せれば、何よりのアピールになる。
インタビューの最後には、「今週たくさん稼いで、市に税金いっぱい収めます」とコメントして笑わせた。

  • クラブハウスで、美しい富士の山がプリントされた名刺を配って地元をPR!!

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