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コカ・コーラ東海クラシック 2005

北島康介さん、福嶋晃子さん、横峯さくらさん・・・プロアマ戦に、コカ・コーラのサポート選手が集結

アテネ五輪の金メダリストは、慣れないトーナメントの雰囲気に、ちょっぴり居心地が悪そうだった。この日のプロアマ戦。
「水の中と違って安心感がなくて・・・。ほんとうに緊張します」と、初めはうまく球が飛ばせなかった北島康介さん(=写真上)にはチームを組んだ矢野東のみならず、ひとつ後ろで回っていたジャンボ尾崎さえ見かねて、アドバイスを送ったほどだ。

中でも大きなヒントとなったのは、ジャンボから言われたこの一言だったという。
「水の中で腕を返すときだって、真っ直ぐに返すだろう」。
「・・・とても分かりやすく説明してくださって。なんとか打てるようになりました」(北島さん)。

水中での豪快なストロークを彷彿とさせるティショットも垣間見せ、「“チョー気持ちぃ〜”・・・とまでは行かなかったけど、気持ちよかったです」と、満足そうに振り返った。

わずか数分で結果が出る100メートル平泳ぎに比べ、4日間も集中力を保たなければならないのがゴルフ。
「・・・僕もそれだけの集中力で練習できたらいいなあ」と感動しつつ、「今日はたくさん歩いて疲れちゃいました。・・・水の中のほうが、よっぽど楽」と、顔をしかめて報道陣を笑わせていた。

先週の日本女子オープンで宮里藍選手に続く2位に入った福嶋晃子選手(=写真中)は、男子ツアーが誇る飛ばし屋ディネッシュ・チャンドとのプレー。
昨年の女子ツアーでドライビングディスタンス1位。さすがの福嶋選手も「前のティからでもヒ〜ヒ〜言ってる(笑)。女子にはない強いインパクト。やっぱり凄い!」と、感心しきり。

まだ幼いころは、男子の試合をテレビで見て勉強したという福嶋選手。
「セッティングも女子のメジャー並みだし、時間さえあればいちど、ギャラリーでゆっくり観戦してみたくなりました」と、話していた。

横峯さくら選手(=写真下)は大会ホストプレーヤー深堀圭一郎とのプロアマ戦を楽しんだ。
ツアーきってのショットメーカーとのプレーには、特に深いラフからのアプローチが勉強になったそうで「深堀さんにソールを滑らせて打ってみたら、と教えていただいて。あと、サンドウェッジでスピンをかけないアプローチなんかも盗もうと思ったけど、盗みきれませんでした」と、ちょっぴり残念そうに振り返った。

このあと、福嶋選手とともに今週の女子ツアーSANKYOレディースオープンの会場(群馬県・赤城CC)に向かう。
木曜日にはプロアマ戦、金曜日から本戦とハードスケジュールをこなす。

特に福嶋選手は左足を痛めている上に、先週の優勝争いの疲れもあったようだ。
それでもこの日、雨中のラウンドにもそんな素振りは微塵も見せず、北島さん、さくらさんとともに、今大会主催のコカ・コーラのサポートプロとして本戦前の三好カントリー倶楽部を盛り上げてくださった。

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