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アンダーアーマーKBCオーガスタゴルフトーナメント 2005

高山忠洋が2位タイ

オープンウィークの最中の今月17日(水)。即席のチームを結成して、草野球に興じた。相手が全国レベルの実力を持っていたこともあり、17対3の大差で敗れた上に4回を投げきった高山は、全身筋肉痛に襲われた。
元・高校球児も久しぶりの本格試合は体に堪えて、「ハードなトレーニングをしたあとみたい・・・」しばらくギクシャクと、ロボットのような動きで過ごしたそうだが、それも「良いリフレッシュになった」という。

ちなみに今回、高山が野球チームを結成するきっかけとなったのは芹澤信雄だった。
芹澤も、藤田寛之や宮本勝昌ら“チーム芹澤”の面々を集めて、草野球チームを持っている。
オフトレーニングにトスバッティングやキャッチボールを取り入れているうちに盛り上がって、「チームを作ろう」ということになった。
芹澤の愛称をもじって、「Nobby’S Yankees(ノビーズヤンキース)」という名前で昨年、立ち上げたばかりなのだが、これを伝え聞いた高山はことのほか羨ましがったのだ。

さっそく、「僕も、芹澤さんのチームと闘ってみたい!」と切り出したが、それには芹澤が条件を出した。
「チームに最低6人はプロゴルファーを入れて、ちゃんと力をつけてから来なさい。そしたらいつでも勝負したげるよ」。
この言葉を受けて、オフにさっそく小手調べとなったわけだった。

まだ名もなきチーム結成の記念すべき初戦は惨憺たる成績だったが、高山は芹澤との「夢の対戦」に闘志を燃やす。
「チームでプロゴルファーもまだ僕だけだし実力も全然だけど、そのうち必ず芹澤さんところと互角に戦えるまでになってみせます!」。

それを聞いていた芹澤が呆れ顔で「コラ! 試合中にゴルフ以外のハナシばっかりするんじゃない。ファンに“それよりもまず本業でもっと頑張れ”って叱られるぞ!」とたしなめたが、この日初日の高山はパッティングが冴えて、2位タイの好発進。

夢中になれることがほかにあるからこそ、本業でも頑張れるというものなのかもしれない。


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