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マンシングウェアオープンKSBカッフ゜ 2004

元ラガーマン、増田伸洋が4位タイ

シード元年の今年、正式にコーチ契約を結んだ内藤雄士さんに、「いつも、バックスイン グで右ひじを 体の近くに持ってきてクラブを担ぎあげちゃう」欠点を修正するため、スタート前と ラウンド後に、右 手1本でのショットを、課せられた。
体の回転で振っていく感覚を体に覚えこませ、「払って打つスイング」を身につける ための練習を、毎日欠かさずに続けてきたおかげで、最近ようやく、球筋が安定して きた。
「ほぼ狙ったところに球を落とせるようになり、今週もある程度、上位にいける感触 はありました」と自信も深まった矢先の、この日2日目の4位タイ。好位置で、決勝ラ ウンド進出だ。
元ラガーマンだ。千葉の流通経済大学付属柏高校時代は、フルバッグで活躍。3年時 の県大会決勝戦で 、もし八千代松蔭に勝って花園に進出していたら、そのまま推薦を受け、大学でラグ ビーを続けてい たかもしれない。だが増田は、花園を逃したことを機に、関東学院や大東文化大学な ど、名門6校の勧誘をけって、ゴルフの道に進んだのだ。
いまでも、「あのままラグビーを続けていたら、人生、変わっていたかもしれない・ ・・」と、考えることはあるが、しかし、それはけっして後悔ではないという。
当時の同級生で、いまも現役を続けている選手は、ひとりもいない。「世界は違うけ ど、僕はこうしていまも、夢を追いかけて行けるから」。今度はゴルフの世界で、初 の頂点を狙っていく。

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