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三井住友VISA太平洋マスターズ 2004

増田伸洋 コースレコードタイの63をマークして6位タイ浮上「も〜う、誰も教えてくれないんだもんなあ!!」

ホールアウトしてそれを聞くなり口を尖らせ、「そんなの、早く教えてよぉ〜!!」。ここ御殿場のコースレコードは、61ストロークだと思い込んでいた。だから9アンダーで迎えた最終9番ホールも、記録更新に関しては、まったく頭になかった。

ティショットを左にひっかけ、第2地点からグリーンが狙えず、パーに終わって63のままホールアウトしたが、あと1打でコース新達成だった。もしそれを、事前に知っていれば…。悔やんでも、あとの祭りだ。

「まじで〜!? も〜う、誰も教えてくれないんだもんなあ!!」と、しきりに悔しがったが、それでも、前日35位からの急浮上には、笑いが止まらない。

3日目まで、ショットに力が入りすぎていた。先週までの賞金ランク29位。その年のツアー優勝者と賞金ランク25位までの者に与えられる最終戦『ゴルフ日本シリーズJTカップ』の出場権までは、もう一歩だ。
まだツアー優勝はないが、「勝たないで、シリーズに出るっていうのもかっこいい」。先週あたりから「1円でも多く稼いで、25位内に入ろう」と目標を定めて頑張っていたが、今週はあまりにも気負いすぎていた。

「アドレスから力んで、手ばっかり動いてた」。前日ホールアウト後の練習で反省し、「やわらかく握って、ヘッドの重さを感じながら振ろう」。この心がけが6番のイーグルを含む、コースレコードタイ記録につながった。
「目先のことより、とにかく無欲で目の前の1打を大事にすること。…そうすれば、おのずと結果がついてくることが、改めて分かった」。

この6位タイで、賞金ランク23位に浮上。
夢の舞台まで、もうひと踏ん張りだ。

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