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久光製薬KBCオーガスタゴルフトーナメント 2004

久光製薬KBCオーガスタ 3日目フィリピン出身のフランキー・ミノザが単独首位浮上

今週、好調のパッティングは実は3週前まで絶不調。試合中でも1日ごとに、違う形状のパターをとっかえひっかえするほどだったが、その中からたまたま選びとった1本が、今週ドン底から救ってくれた。

「中尺とも呼べない37インチの、ちょっと中途半端な長さのパター。シャフトを2インチほど余らせてノーマルグリップで打っているんだけど、これがハマってくれてね。がぜん、調子がよくなったんだ」。

いつもは、5種類以上のパターを会場に持ち込んで試行錯誤しているそうだが、今週は心を鬼にして、これ1本だけに限定した。

試合中に、あれこれクラブを迷うのも、いい加減もううんざりだったのだ。

「本音では、もしこれでまた入らなかったら・・・と思うと、替えのパターがないのはかなり怖かったんだけど。・・・まあ、そうなったらもう、あとはドライバーでパットすればいい、そのくらいの覚悟で来たんだよ」と、苦笑した。

台風16号の接近で、依然として強風が吹き荒れたこの日3日目は、クラブ選択に悩まされながらも、我慢に我慢を重ね、「慎重なゴルフに徹して」単独首位浮上。

「明日も、パットが入ってくれて、今日みたいな状態でプレーできれば、優勝にも手が届くかもしれないね」。いつものポーカーフェイスで、2001年以来のツアー通算7 勝目をねらっていく。

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