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アコムインターナショナル 2003

25歳の大ベテラン、倉本と勝負!!宮里優作が初Vに挑戦

最終18番で手前5メートルを入れて通算11アンダー、“大先輩”倉本との差を ひとつ縮めてガッツポーズ!!
6月のJCBクラシック仙台以来の最終日最終組。あのときは5打差首位の友利勝良を猛 然と追い上げ、優勝争いをくり広げた。 しかし、あとひといき、という大事な局面でボギーを打ってみすみす初Vを逃した。 「今回は、あ のときの反省を生かしたい」と宮里。

追いかける倉本は、アマ時代日本学生4連覇など数々のタイトル保持者。元スーパー アマ同士 の直接対決に、「スコアが縮まったとき、どれだけボギーを打たないか。どれだけ最 終 ホールまでもつれこめるか・・・ 」と展開を読む。

25歳年上の大ベテランを相手に、「完璧なゴルフがしたい」きっぱりと言い切った。
「メンタルの強さを感じる」という倉本に宮里が打ち克てるものは、「強気なパッ ティング と、気合」だ。

幸い、いまはショットも安定している。ティショットの正確性で勝負して、「ラフな ど、100%良いシ ョットが打てそうにないところは、保険をかけてフェアウェーに置くなど、守るとこ ろはしっかり守っ て、攻めていきたい」と、ゲームプランも明確だ。

今回は、首位と4打差。仙台のときより、差はひとつ少ない。「ここはビッグスコア が出るコース。何 が起きるかわからない。トップに立っている人より僕は攻める気持ちでやれるはずだ し、少ない可能性 にかけたい」。

女子ツアーのミヤギテレビ杯では妹の藍さんが、首位に1打差の2位タイにつけてい る。兄弟での同時初優勝の可能性も見えてきた。

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