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サトウ食品NST新潟オープンゴルフ選手権競技 2003

『残り2日もアグレッシブに行く』スイング修正もばっちりでトップタイ浮上、真野佳晃

連戦が続くにつれて、どうしても良くない癖が出てくる。バックスイングのトップの 位置が高く上がりすぎて、アウトサイドインの軌道がきつくなってきてしまうのだ。 「自分でも、欠点はよくわかっているんですけど、ゲームの中では、どうしても自分 で修正しきれなくて・・・」と顔をしかめる真野には、しかし心強い味方がいる。
所属コースの太平洋クラブ御殿場コース(静岡)の北川裕規プロだ。
コースが主催する『太平洋クラブゴルフアカデミー』のヘッドインストラクターでも ある北川プロはオフには、いつも真野のスイングを見てくれている人だ。
「何試合かやって、悪い癖がでてきて、たまに月曜日に地元に帰ったときに北川さん に見てもらって、また良くなって試合に出て行く、というのがいつものサイクル(苦 笑)。先週も見てもらったばかりだから、今はちょうど良い時なんですよ」。
2週前のウッドワンオープン広島では、風邪をひいた。38度7分の熱も出て、「棄権を しようか」と考えたほどつらかったが、それを区切りに出場優先順位の組みなおしが されるときで、大事な試合だった。「無理をして最後までやったら、ますます悪化し た」と、帰ってから2日間、寝込んでしまった。その週のチャレンジツアーも休まざ るをえず、先週のオープンウィークは1週間、安静にすごすしかなかったのだが、そ れがかえって奏功したようだ。
「風邪が治ってからは北川さんにじっくりとスイング調整してもらうことができた し、ちょうど体調も整えることができたんですが、・・・それにしても今日のスコア は 出来すぎですね」。
この日8バーディ(2ボギー)の66でまわって通算10アンダー、トップタイ浮上には、 「首位なんて、今までになったことあったかなあ」と、本人もビックリするやら嬉し いやら。「僕は安全にいきすぎると逆に苦労するタイプ。残り2日もアグレッシブに 行く」と気合いを入れ直した。
※当初、この原稿内に謝った表記がありました。『太平洋クラブゴルフアカデ ミー』のみなさまほか、関係者のみなさまに大変ご迷惑をおかけしました。訂正して お詫びさせていただきます。

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