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マンダムルシードよみうりオープンゴルフトーナメント 2003

<大会初日の会場の風景>この日は朝6時からコースに来て準備していた杉原輝雄

第1ラウンド中止のアナウンスが会場に流れても、関西のドン杉原はコースに残って、ギャラリーのみなさんにファンサービスだ。
サインを求めて次々とやってくるお客さんひとりひとりに冗談を飛ばしながら、ペンを走らせる。
「ゴルフは自然が相手。大会本部で充分に競技を重ねた上のことと思うし、競技中止はやむをえないが、それでもこうしてコースに足を運んで下さったギャラリーのみなさんには、申し訳ないからね」。せめてもの感謝のしるし、との思いが杉原の練習の手を止めさせるのだ。
この日初日もいつものように、スタート予定時刻(7時56分)の2時間前にコースに入って調整。深い霧の中、打ち込みとパッティングに汗を流してラウンドに備えていただけに、「せっかく来てくださったみなさんに、プレーをお見せできないのがとにかく、残念」とドン。
「明日以降は、ボクもできるだけ頑張って、良いゴルフをしたいもんです」と話した。
写真=「今日はホールアウト後、杉原さんとのチャリティフォトサービスを予約してたんです」と残念そうに話すファンの要望に応え、記念撮影におさまるドン(左端)。右端は、開催コースのよみうりCC所属の女子プロ、今堀りつ選手。

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