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JCBクラシック仙台 2003

JGTO競技運営ディレクター 遠藤誠 今週の舞台、表蔵王GC紹介

「今週の舞台、表蔵王国際ゴルフクラブのキーホールは後半あがりの5ホールです。 それぞれを詳しく解説してみましょう。
14番185ヤードのパー3
2段グリーンで左が崖。さらに奥と右側にOBゾーンが迫っているため、風の読みとク ラブ選択がとても難しいホール。
15番555ヤードのパー5
今年、ティグラウンドの位置変更に伴い、555ヤードと距離が短くなったものの、依 然としてコース最長のパー5。ティグラウンドの新設で、これまでは打ち下ろしの右 ドッグだったのが、ほとんど、ストレートに狙っていけるホールに変りツーオン可能 とはなりましたが、その分、セカンド地点のフェアウェー両サイドが狭くなり、昨年 までと難易度はほとんど変らないでしょう。
16番470ヤードのパー4
昨年、風が吹き荒れた最終日、このホールでパーオンしたのは高山忠洋選手、1人だ けでした。もっとも難易度の高い距離のあるこのパー4を、どう切り抜けるかが優勝 争いの最大のポイントです。
17番133ヤードパー3
毎年のようにホールインワンが出る、易しいパー3。距離感が合えば、楽にバーディ が出るチャンスホール。
18番383ヤードのパー4
優勝争いの選手には、ティショットを打ち終わるまで、気が抜けないホール。距離は ないですが、セカンド地点に右林。さらにその先には池が横たわり、といって左を狙 うと、ラフからはピンに寄せられない。ティショットのポジショニングにとても気の 使うホールです。
昨年、鈴木亨が中嶋常幸とのプレーオフを制したように、今年も、接戦になる可能性 が高いでしょう。杜の都・仙台での激戦。コースも、緑が真っ盛りで、爽やかな薫風 が吹き抜けます。すがすがしい空気の中、ツアープレーヤーたちのスーパーショット に、大きな拍手と声援を送ってください」

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