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マンシングウェアオープンKSBカップ 2002

< 初日のハプニング> 倉本昌弘が、10年ぶりのエース達成

 最近、パッティングに苦しんでいる倉本。
 「1ピン距離を、3パットなんて、しょっちゅう。だから、入っちゃったのかもね」。
 13番、191ヤードのパー3。
 6番アイアンでのショットが、手前で2バウンドして、ボールが、カップに向かっていく気配。
 「入れ!」との叫び声とともに、吸い込まれた。
 自身、92年のフィランスロピー(カレドニアンGC17番)以来の、ホールインワン達成だ。
 この勢いに乗って、次の14番もバーディを決めたが、その甲斐もなく、このあとは、「ロストボール」などのハプニングもあり、2ボギー、2ダボ(1バーディ)と散々だった。

 「バーディチャンスも、いっぱいあったのに…」と悔しがる倉本。
 やはり、パッティングの不調が、足を引っ張っている。
 「短い距離が入らない、長い距離なら3パット。“ならできるだけ、ショットでピンに寄せておきたい”と思うから、ショットで無理もあるし、逆にべたピン、今日みたいにホールインワンなんかも、あるのかもしれません」。

 これまで、試合では10回以上のエースを記録しているとはいえ、そうそう、ミラクルショットばかりに、頼るわけにもいかない。確実に、スコアを作っていくためにも、「グリップを変えてみたり、いろいろ試しながら、練習を積むしかない」と、練習グリーンにむかった倉本。
 久々のエースの感触に浸る間もなく、試行錯誤は続く。

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