5位タイの高山忠洋

4アンダー、5位タイの順位に、デビュー4年目の高山が、頭をひねる。
「ショットがバラバラ。なのになんでいいんだろう？！　…今日のスコアは、“申しわけ、ありません”って感じです（苦笑）」

アドレスで、右肩が前に出るクセが、どうやっても治らない。
そのまま打つと、フック。意識するとスライス。「球に力が伝わらず」、右にも左にもショットが曲がって、修正がきかない。
8月から、ずっと悩んできた。
あまりにも悩みすぎて最近は、夜、夢の中でもスイングチェックをしている自分がいる。
「寝ている間にも、右肩が、ぐ〜っと前に出てきて、ハっと目が覚める。『そうじゃない！』っていって、起きてアドレスを作ってみて、『そうそう、それでいい』ってまた寝るんだけど、数分するとまた夢の中で右肩が出てきて…。朝起きたらげっそりですよ」
この日初日も、寝不足気味。
「そんな状態なのにスコアが出たのは、『調子が悪いから』と慎重になっているからかな？　最終日まで、このまま踏ん張れたらいいんだけど…」
現在賞金ランク54位。このチャンスを生かして、初シード入りを決めてしまいたい。

• 高山 忠洋