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サン・クロレラ クラシック 2001

「もっと風が吹いてくれたらいい」(3日目、首位に立った飯合肇)

 「今日はこれまでとは違う風が吹いていて全然、読めなかった。1番で暫定球を打つようなティショットでダボにして、続く2番でもボギー。『最悪の出だしだな…』と、沈滞ムードで出ていったんだ。でも、5番で、1メートルにつけて良いバーディが取れたのをきっかけに、急にイケイケムードに変わった。『こんなに風が強くて難しいコンディションなんだから、余計なボギーを打たないように気をつけながら、あと2つくらい取ってパープレーに戻したら、まだまだチャンスがあるじゃないか』と思えた。俺ってやつは正直なもんで、気持ちがイジケてる時は1メートルのパットでもはずすのに、気分が乗ってきたらモジモジしてるヒマなんてないくらい、サっと打てて、しかもすごく良いストロークができる。15番で1メートルを入れたのが大きかったね。そのあとは、4連続バーディ。気分が乗りまくって、18番まで来たよ。
 明日は、もっと風が吹いてくれたらいい。快晴無風の中での2位との1打差なら、集団に飲み込まれてしまう恐れがあるけど、風が吹いたときの1ストローク差っていうのは、近いようで遠いんだ。下は、0,5ストロークずつしか伸びない感覚でやれる。
 強風が吹き荒れてくれたときが、チャンスだね」

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