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ブリヂストンオープン 2001

「僕は、47歳のルーキーです」(首位の中嶋常幸)

 8番パー3で、9メートルのバーディパットを決めてガッツポーズ。鳴り止まない拍手に応えて、再度大きく両手を上げてみせた(=写真)。
 「昨日に比べて、はるかにフェアウェーをキープできたし、大きなミスもない。今日のゴルフは、合格点かな」と納得顔だ。

 予選2日間は、尾崎将司とのラウンド。つい数年前までは、「一緒にプレーしたら、いつもの自分のゴルフが、出来なくなる可能性のある」相手だった。
 それが、「今回は、自分のゴルフを貫けた」
 今年に入って、「どんなときにも、集中力を高める方法を身に付けた」成果だ。
 「平均的に、高い集中力でやれている」と中嶋。「精神的にも、技術的にも、以前より、はるかに自分が成長していることを感じている」と、充実感を漂わせる。
 通算9アンダー、単独首位。
 だが、「優勝を意識したところで、自分にプレッシャーをかけるだけ。明日以降も、自分ができることだけをして、優勝はボーナスかな」とがっつかない。
 自らを、「47歳のルーキー」と呼ぶ。
 「これまでの、悪かったことも、良かったことも、すべて忘れてやりたいんだ」。
 新生トミーの、記念すべき“初優勝”は、ここ袖ヶ浦で実現するか。

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