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アイフルカップ 2001

大会みどころ&コースセッティング

遠藤誠・競技運営ディレクター

 「今年のコースは、昨年までの大会と、アウトインがそっくりと入れ替わっています。

 それによって前半アウトコースは、長めのパー4が多い一方で、2番ホール(昨年の11番)のように、従来のパー4をパー5に変更したホールなどもあり、攻守の見極めがはっきりとしたホール立てとなりました。
 前半のスコアロスを最小限にとどめながら、チャンスをものにしていけば、波に乗ったプレーができるでしょう。

 また、風光明媚なパノラマが展開するインコースは、岩木山麓と日本海の雄大な自然をバックに、選手たちがデッドヒートを繰り広げます。
 特に10番(昨年の1番)は、昨年よりティグラウンドを前に出し、パー5から長めのパー4に変更し、トータルパーも昨年の37から36。これによって、難度も幾分上がり、最終日のバック9で、よりスリリングな展開が期待できるでしょう。
 そして、なんといっても最大のみどころは、上がりの18番ホール(昨年の9番)パー4。
 フェアウェイ右に沿って走るクリークがグリーン手前で横切り、クライマックスでより緊張を強いられるホールです。
 また今年は、ティグラウンドを左後ろに、フェアウェイラインは、ストレートに近く設定してあるので、緊迫した場面で、フェードのグリーン1点、狙い撃ちができるかどうか。…。
 毎年、クリークに打ち込む選手が続出するので、このホールまでの2打差は、あってないようなものです。
 それだけに、V争いに絡む選手は、前の17番パー5で、第3打をきっちりグリーン手前、または2オンさせてイーグル、バーディを確実にものにし、ラストホールに挑みたいところでしょう。

 今年の鰺ヶ沢は、フェアウェイ、ラフ、グリーンとも、最高の仕上がりです。
 特にグリーンは、スピード11フィート、硬さは14(コンパクション)。
 梅雨空の湿気にも負けないくらいにしっかりと締まった、すばらしい状態で選手たちを迎え入れます。

 岩木山のふもとに広がる美しい舞台での熱戦、どうぞ最後までお楽しみください」

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