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ファンケルオープンin沖縄 2000

▼ トピックス 「逃げじゃなく、攻めてみたい」

アマの宮里優作君
賞金レースの2人に挟まれ最終日最終組

 11月の住友VISA太平洋マスターズ3日目に、63をマークしてコースレコードを更新した宮里優作君。
 以来、すっかりツアープレーヤーの間でも“スーパーアマチュア”の名は浸透し、「会場にきたら、『早くデビューしなよ』とか、『今日は勝負だ』とか言ってもらえるんですよ。それまでVISA(太平洋マスターズ)のコースレコードを持っていた芹澤さんには『オマエの顔を見るたびに悔しいよ』って」と、相好を崩す宮里君。
 「あの試合でツアーでも安定したスコアを出すきっかけを掴んだ気がします。3日目に伸ばせば、こうして上の方にも行けるんですよね」と、68でまわって通算5アンダー、3位タイ。最終日は、賞金レースの2人に挟まれてのプレーとなった。

 同組が決まったと知った賞金ランク首位の谷口には、「おお!!“スーパーアマチュア”も一緒か!! …もうこうなったら、今にもデビュー宣言したらどう?」と握手を求めて激励された。

 ここは宮里君の地元、沖縄。連日、多くのファンがその雄姿を一目見ようと詰めかけ大声援を送る。
 だが、「応援は励みにはなるけど、プレッシャーにはなりません」と頼もしい言葉。
 「それより明日は、逃げじゃなく、攻めてみたい。こうしてチャンスのあるうちに力をつけないと、後からでは遅いですから…。
 アマチュアでの優勝? やっぱり初日から走らないとチャンスはないけど、…心のどこかにそんな無謀な夢もあったりします」と、宮里君は照れくさそうに笑った。

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