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JCBクラシック仙台 2000

地元・仙台のルーキー、星野英正登場

今大会は、アマチュア時代の14歳のとき、初出場したツアー競技だ。予選落ちしたものの、その将来性が高く評価され、“みちのくの怪童”と騒がれた。
 宮城県仙台市出身。地元ファンの声援は多い。だが、星野はいま、迷いの中にいる。これがツアーデビュー3戦目で、初戦のキリンオープンでは通算10オーバー、80 位で予選落ち。先週の三菱自動車トーナメントでも通算12オーバー、126位で予選落ち。
「帰って親父に、いくらなんでもスコアも内容も悪すぎる。生活態度に問題があるんじゃないか、とまで言われました」と、肩を落とす。
 こんなに深い悩みにはまったのは、ゴルフをはじめた中1から、なかったことだ。「アドレスでイメージがわかない。ボールがどこへ飛んでいくのか、想像がつかない。不安でたまらない。このままだと、自分はダメになる…」
 先週、中2のころから師事している認定プロの岩田光男さんと、ひさしぶりに話し合った。「岩田さんには、『よくこんなスイングでこれまで3回も日本アマに勝ってこれたな』と言われました。今週が終わったら、岩田さんと次の出場予定のアイフルカップまでみっちりとスイングを作りなおすつもりです」
 アマタイトル最多の52個をひっさげ、鳴り物入りでツアーデビュー。想像以上に周囲に騒がれ、いま、星野は本当の自分を見失っている時期なのかもしれない。
「今週は…結果はやってみなくてはわからない。でも、きっとたくさんの人が応援にきてくれると思う。せめて、来てくれた方たちの心に残るプレーができれば」
 星野が、期待を一心に背負い、ツアープレーヤーとしては初の地元・仙台でティオフする。

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