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ファンケル沖縄オープン 1999

「気持ちは予選会(クォリファイングトーナメント)に行っています」井戸木鴻樹

現在、賞金ランキング68位の兼本貴司までがシード当落ライン。井戸木鴻樹はそのラインに約137万円差のランキング70位でこの最終戦を迎えている。来季のシード権維持のためには、当落ライン前後にいる選手の活躍にもよるが、井戸木は少なくともこの沖縄で16位(145万8千円)以上の順位に入らなくてならない。その井戸木が10番ホールまでに5バーディを奪い、リーダーボードのトップに上ってきた。終盤に入って、14番と17番でボギーを叩き、3アンダーに後退したものの、初日6位タイと好位置をキープ。シード維持に期待を持たせる滑り出しを見せた。
井戸木鴻樹の話
「14番(それまで5アンダーでトップタイ)で、60センチを外してしまいました。気持ちが悪いな、と思ったら、やっぱりひっかけてしまって…。17番でもいいところから外しています。一度そういうのをはずすと、次からも入らなくなってしまいますね。
 5アンダーまで行ったときはショットもパットも噛み合っていたんですが…。
 いま使っている41インチのパターは、ブリヂストンオープンのときから使っているものです。ブリヂストンのロッカールームでたまたま置いてあったのを、素振りしてみたら感じがよかったので、それ以来。
 それまではパットがひどくて、東海クラシックのときなど、もうゴルフには出ないと思っていたぐらいです。ショートパットのときに手が上がらないんです。無理に上げるとパンチが入ってしまったり、ゆるんだりして…でもこのパターだと手元とシャフトが重くて、自然にヘッドがブラリと、ゆっくり振れるんです。
 でも、11月のカシオワールドオープンのときは最終日に5パットとか4パットなどあって40パットといのもあったんですけどね…。
 6位タイは楽しみな位置です。これで正月の餅代ぐらいは稼げるんと違うかな(笑)。シード権のことは、最終日にいいところにいたら考えますが、(賞金額の)差が大きいですから、いまの気持ちはすでに予選会(クォリファイングトーナメント、12月15日〜20日)に行く気になっていますね」

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