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ゴルフ日本シリーズJTカップ 1999

「最後はカメが勝つんだ!」91年以来、2度目の賞金王がかかる尾崎直道

 現在、1億3344万1796円で賞金レーストップを走る尾崎直道。だが、先週のカシオワールドオープン最終日は5位に入る健闘を見せたが、強風と寒さに、連戦の疲れが加わって、風邪をこじらせてしまった。

 この日のプロアマトーナメント中も咳が止まらず、『ゴホンゴホン』とせきこむシーンもたびたび見られた。

 プレー終了後は「先週の土日は本当に寒くて、あれが効いたよ〜。体力を使い果たした感じ」と、渋い顔だ。

 今週は、賞金王を決定的にするための最後の踏ん張りどころといえるが、「あきまへん、目の前の賞金王より体調のことを気にするタイプだから。こんなに風邪が長引いたのは初めて。変な咳だから嫌な感じ」と、言ってまたゴホゴホ。

 この大会は例年、平均気温がぐっと下がり、寒さとの戦いも覚悟しなければならない。その中での体調不良、また出場25選手の平均年齢は32歳と、43歳の尾崎には不利な条件が重なる。

 「オレはウサギみたいに行けないから、カメのようにこつこつ、ジワジワ、地道にやってくしかない。今週はとにかく“完走”したいだけ。賞金王より、いいゴルフをして1年を締めくくる。それしか頭にないよ」と、童話の「ウサギとカメ」に自らをたとえ、あくまでマイペースを強調した。

 だが、最後には本音もチラリ「…でもね、最後に勝つのはカメなんだよな(笑)」 やはり今週も、尾崎から目が離せない。 

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