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東海クラシック 1999

「学生のころから(片山)晋呉には負けたくないなという気持ちがあった」横尾要

8番のパー3(210ヤード)のティショットは「それまでショットの調子がよかったから、うにぼれてたのかな。自信を持って、左からスライスで、と狙って打ったら、スイングが早くなってかすりぎみに入っちゃいました」

 打ちなおしの第3打はピン左手前10メートル。これを2パットで沈め、このホールダボとした。「この8番が痛かったね」。

 気持ちを切り替えてターンした後半。

 11番、12番で「いいバーディを取ったのに…」またまた悔やまれるのは13番だ。

 「このショートホールは初日から1回も乗らないんだ。ティショットで構えづらいみたい」。ボギーとして、完全にリズムを崩してしまった。

 結局この日は、5バーディ、3ボギー、1ダブルボギーでイーブンパー。首位の片山を捉えることができず、「きょうはボギーが多すぎるね」と反省多いラウンドとなった。

 それでも、片山との同期ラウンドには非常に刺激になったようで、「学生時代に一緒に戦っていた相手とのラウンドは楽しい。お互いプロになって、技術もあがって、励みになる」と横尾。

 ライバル心も燃えている。「晋呉には、学生時代から『負けたくない』という思いが強い。明日は晋呉よりひと組前になってしまったけど、先にガンガンバーディ取って、攻めまくって、ぶっちぎって、プレッシャーをかけてやる。それくらいの気持ちで行くよ」

 片山に先を越されているツアー2勝目にむかって、ヤル気満々だ。

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