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スーパーマリオよみうりオープン 1999

日下敏治ディレクターの「大会みどころ」

今年はなんといってもグリーンの仕上がりがバツグンです。
速さといい、硬さといい例年にないくらい素晴らしい出来といえるでしょう。
ただ、きょう(プロアマ日・水曜日)は、数人の選手らから、「(グリーンが)硬すぎる」という声を聞きましたが、きょうの硬さは、明日以降の天候も踏まえてのもの。
あいにく初日から3日ほど、雨の予報が出ていますので、雨が降り続けば当然、グリーンは次第に柔らかく、重くなっていきますので、きょうのうちに、できるだけ硬い仕上がりにして、備えたわけです。また、フェアウェーとラフのライン出しも申し分がなく、
これらすべてよみうりカントリークラブの方々のご尽力のおかげだと感謝しています。
あとは、本戦中の天候と、コースとのマッチングがどうなるか、にかかっているのです。
しかし、選手らの“意見”は大いに参考にしていきたいという思いがありますので建設的な考えは、どんどん受け入れ、反映させていきたいというのがツアー側の願いでもあります。

コースのみどころとしては、私は、“13番ショートホール(189ヤード)”が戦局の鍵になると考えます。
というのも、13番ホールは昨年からティグラウンドをひとつ下の段に下げ、狙いがうんと定まりやすくなっているため、バーディ奪取が可能なチャンスホールなのです。そしてさらに、13番以降は落としどころ次第ではバーディの量産も期待できるホールが続きます。
つまり、いかに、13番をかわぎりにチャンスを掴んでいけるかが勝敗を左右するのではないかと私は読んでいるのです。
 前半から12番まで耐えるゴルフを展開し、13番のあたりからはガラっと一気に気持ちを高ぶらせて、攻めるゴルフへと転換させていってくれれば・・というのが設定者側の希望なんですね。
勝敗のゆくえのほかに、公認ドライビングコンテストなども開かれ、ギャラリーのみなさまには楽しみなイベントがもりだくさんです。
ぜひ、会場に足を運び、大会をもりあげていただきたいと思います」

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