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関西オープンゴルフ選手権競技 2026
池田と小西と並んで自身初の最終組に。杉本スティーブは、ザンダーの幼なじみ
3日目も大混戦になった。首位は通算5アンダーで、池田勇太(いけだ・ゆうた)と、小西たかのりと、杉本スティーブの3人。
7年ぶりのツアー通算22勝目を狙う池田と、昨年の「前澤杯 MAEZAWA CUP」に続く通算2勝目がかかる小西に対して杉本は、自身初の最終日最終組からプロ5年目の初Vに挑む。

会場の茨木カンツリー倶楽部は、フェアウェイの落としどころの狭い上に高低差が激しく、ラフは深く、グリーンが小さい。
その上、この日はピン位置が今週イチ難しかった。
難易度最強の5番パー4(494ヤード)で杉本は、ラフからバンカー目玉に入れ、脱出の3打目もまた乗らず。4オン2パットのダブルボギーを打ったが、「初めの2ホール(1、2番)でバーディ、バーディも獲れていたので。けっこう落ち着いて、リラックスできていた」と、NZ生まれのスコット・キャディと楽しくおしゃべり。
「このコースは体というよりメンタル的に疲れる。起きたことはすぐ忘れ、次のショットを考えよう」。
力を合わせて12番から3連続バーディを奪い返した。
最後18番では、手前のラフから寄せワンパー。
1アンダーの「69」でこらえて自身初の首位に立ち、参戦2シーズン目の日本ツアーで、初優勝のチャンスを迎えた。
子ども時代は野球に夢中だったが、6歳上の兄エリックの影響で、スティーブも高2で転身。その後わずか5年で、プロゴルフの道に進んだ。
兄エリックは日本生まれだが、スティーブは家族でサンディエゴに移住してから生まれた子で、生粋のアメリカ人。
23年のファイナルQTで5位につけ、日本ツアーで転戦を始めたころは、まだ日本語で上手く返答できないこともあり、「ん?って聞き返されるのは恥ずかしいな…」。
会話に臆病だった時期も乗り越え、今はすっかり溶け込んでいる。
24年は左手の骨折で苦しんだが、復帰後の昨季、ACNツアーの「ジャパンクリエイトチャレンジ」で、兄とV争いして2位に。
ポイントランク20位で出場権を取り戻した今季、改めてレギュラー昇格に挑戦する。
サンディエゴ州立大学でも一緒だったザンダー・シャウフェレとはジュニア期からホームコースも同じで家族ぐるみのお付き合いだ。
将来的な目標は、もちろん、いつかPGAツアーでまたザンダーと共にプレーすること。
そのためにも「まずは日本で結果を出したい」。
大チャンスが巡ってきた。










