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ファイナルQT千葉夷隅ゴルフクラブ 2025

「QTは正直しんどいです」片岡大育はベテランらしく粘り強く上位をキープ

初日こそ73で出遅れたものの、2日目が67、そしてこの日は65とじわじわと順位を上げてきた片岡大育(かたおか・だいすけ)

通算11アンダーで首位とは7打差があるものの2位タイにつけている。

 

「今日はパットですね。ショットはぼちぼちと言う感じですけど、今日はパットがよく入ってくれました」

スコアを伸ばせた要因をパットだと話す片岡だが、それをお膳立てしているのがティショットの安定感だ。

2025シーズンのフェアウェイキープ率は3位。

シーズン中盤から急激にスタッツが上がり始めたのには、片岡のフィーリングにマッチしたドライバーが6月頃に見つかったことが要因になっている。

「去年のカシオで10万円差くらいでシードを獲れなかったんですけど、あの時も曲がっていなかったとは言え、

最終日はOBもありましたし、ちょっと不安はあったんです。

それが今年の前半も引きずった感じで。それで6月に思い切って変えてみたらハマった感じです。

今はショットの自信はかなり持てていると思います」

 

片岡は常々「自信」と言う言葉を口にする。シードを失い、シードを再び獲るために何が必要なのか。

技術的なことやメンタル的な部分はもちろんあるだろうが、最も必要なことは「自信」なのだ。

それは試合でしか得ることができない厄介なものだが、それを片岡はシーズンを通して少しずつ積み重ねてきた。

そんな片岡だからこそ、やはりレギュラーで試合に出ることへの思いが強い。

「1試合でも多く出場することで、もっとチャンスが広がると思うので、今週も1試合でも多く出られるように、

1つ1つ落ち着いて丁寧に最後までやれたらと思っています」。

新たな自信を上塗りするために残り18ホールと真摯に対峙する。

 

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