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石川遼 everyone PROJECT Challenge 2025
最終日をしびれるような位置でプレーするためにも2日目は上位を狙う小浦和也
最終18番パー4で4メートルのバーディパットを決めた後、思わずガッツポーズを見せた小浦和也。
「グリーン奥にあるスコアボードを見て、バーディを決めたら順位が上がることを知っていたので、やったと思いました」。
通算6アンダーは首位と1打差の2位タイと好発進だ。
「今日はショットもパットもよかったです。特にパットは最近好調で、それを維持している感じです。イメージどおりにラインも読めているし、タッチも合っている気がします」と、笑顔を見せる。その原動力となっているのが、8月から始めたという目のトレーニングとエイムポイントだ。エイムポイントとは、グリーンの傾斜を足裏から感じ取り、手の指を使ってボールを打ち出す方向と距離を決める方法だ。
「目のトレーニングはスライスラインが変に見えるぐらい目線にズレがあったので始めましたし、エイムポイントなら自分が打つラインに対して根拠を持って打てるからです」。結果、ラインに対して切れるか、切れないかという迷いもなくなり、カップインの確率も高まった。18番のバーディパットもエイムポイントを活用した結果、ある程度の自信を持ってストロークすることができ、ボールを沈めて見せた。
今季はトップテン入りがまだない小浦だが、シーズンは今大会を含めて3試合残っている。逆転1位に向けて、まずは1勝を挙げることが目標だが、本音をいえば、優勝争いに絡んでしびれるぐらいの緊張感を味わうことが、喫緊の課題でもある。「しびれた中で自分がどうなるのかを知ることがすごく楽しみです」。プレッシャーを楽しむことができれば、また違う景色も見えてくる。
まずは、最終日にしびれるような位置でプレーするためにも、2日目は上位でフィニッシュしたいところだ。
















