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Baycurrent Classic Presented by LEXUS 2025

小西たかのりが一時首位に並走「世界のコニタン」大活躍

台風22号の接近で、スタートが2時間早まった大会初日。アウト第2組を6時56分から出た小西たかのりが、早朝のヨコハマをざわつかせた。



「スコアボードで見つけていただきやすいように」と今季、本名の「貴紀」から改名したひらがな表記が、PGAツアーのスコアボードで一時、さんぜんと輝いた。

「朝から強かったですけど、読みがあっていた」と、強風にまどわされることなく、スタートの1番で、2打目を2メートル半にくっつけおはようバーディ。
4、8番では共にOKバーディで前半ターン。
左に曲げた10番はガッツパーでこらえて、一時はトップに並走する勢いだった。

「前半はすごいいいプレーができていたので、悔しい」と、12番から3連続ボギーで、朝の貯金を吐き出してしまったのは残念だった。

「フライヤーが飛ばなかったり、打った瞬間、風が止んだり難しくなった」。
特に、3パットの13番は悔やまれた。
「アンダーパーでは上がりたかった」。
結局1オーバー、34位タイの滑り出しに納得はできないが、プレー後のサインエリアで、前半早朝の好プレーを観ていてくれたファンから、「世界のコニタン」との“称号”をいただき、目尻を下げた。

JGTOの賞金6位の資格で、自身初のPGAツアーに飛び込んだ。
「緊張はしましたけど、やることやるしかない。覚悟を決めてスタートしました」。

同組で回ったデンマークのニコライ・ホイゴールは、ドライビングディスタンスで現在5位の飛ばし屋。



「4番で、6、70ヤード置いて行かれたんですよ。参考にはならない」と、苦笑。
異次元のパワーにも惑わされずに、我が道を歩きとおした。

JGTO賞金ランク5位内に資格がある米Qスクールの挑戦にも意欲はある。
本大会もトップ10に入れれば、次週大会への出場資格が得られる可能性も出てくるが、次週の日本ツアーは、勝者にマスターズの出場資格がある「日本オープン」。
「自分もそこを狙っていますので、来週はアメリカには行けないので、今週は優勝するしか良い権利は得られないですよね?」。

4月のJGTO新規開催「前澤杯 MAEZAWA CUP」でのツアー初優勝で賞金4000万円を手にしたことから、仲間内ではビッグイベントに強いと評判だ。
日本開催のPGAツアーで“コニタン”がビッグな夢を追う。

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