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中日クラウンズ 2025

アルバトロスで首位浮上⛳先週優勝の小西がたかのりノリノリ

先週覇者が、65回の歴史に快打を刻んだ。小西たかのりが大会2人目のアルバトロスを達成した。


2番、523ヤードのパー5。
21度の4Uで、左のラフから打った残り231ヤードの2打目は、手が離れたショットになったが、ピン手前約7メートルからコロコロ転がりカップイン。



和合にひときわ大きな歓声が上がった。
手を大きく振って応えた。
隣の5番で、ちょうどプレー中の石川遼について歩いていた大勢のギャラリーもみな思わず振り向いた。

ツアーでは51例目(44人目)の快挙。
また65回を迎える本大会では、1998年に1番(パー4)で達成した中嶋常幸(なかじま・つねゆき)以来2人目となる奇跡の1打で、一気にV争いに突入だ。

雨によるスタート遅延と中断の影響で、日没のサスペデッドになった前日2日目の第2ラウンドでは後半インを丸々残していた小西は、この日4時起き。
「眠いです」と、目をこすりながら再開の9ホールで3バーディ。

「69」でまとめて通算1アンダーの12位タイで決勝進出し、アルバトロスを含む5アンダーの「65」で回ってきた決勝の3ラウンドとでこの日は計27ホール。
「疲れました…」。
長丁場を乗り切り最終日に再びVチャンスに挑む。

先週の新規大会「前澤杯 MAEZAWA CUP」で、ツアー初優勝を飾ったばかり。

初Vからの2戦連続優勝者は、ジーブ・ミルカ・シン(06年)と、プラヤド・マークセン(08年)と、木下稜介(21年)と、蟬川泰果(22年、当時アマ)の4人いるが、2週連続となれば、06年のミルカ・シンだけ。

日本勢となると初偉業。
「勝ちたいですね」。
昨年のいまごろから、大会の地元名古屋市に住むというご当地プロ。
本名の「貴紀」からひらがなへの登録改名元年は、序盤からたかのりノリノリだ。


CBCテレビさんと中日新聞さんとコースさんから30万円いただきました!



⛳2週&2試合連続優勝記録
◆ジーブ・ミルカ・シン
06年「カシオワールドオープン」⇒「ゴルフ日本シリーズJTカップ」※2週連続
◆プラヤド・マークセン
08年「三菱ダイヤモンドカップゴルフ」⇒「ミズノオープンよみうりクラシック」※2試合連続
◆木下稜介
21年「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」⇒「ダンロップ・スリクソン福島オープン」※2試合連連続
◆蟬川泰果
22年「パナソニックオープン」⇒「日本オープン」※当時アマ、2試合連続

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