Tournament article

ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント 2025

“Wボーナス”のチャンスも雨で流れた「非常に残念」片岡尚之は戦わずして2位終戦

ホヤホヤの契約プロは、降りしきる雨空を恨めしそうに見上げて「けっこう雨強かったので。どうなるかな、と思っていたんですけどまさか中止になるとは思っていない。非常に残念」。
今月1日に、大会主催のACNホールディングスと、所属契約を発表したばかりの片岡尚之(かたおか・なおゆき)は、3日目終了時点のまま、3打差の2位で終戦。

ホストV賞金2000万円に加えて、「65」を出して2位浮上した前日の3日目終了後に藤岡・代表が約束してくださったVボーナス&“1日7アンダー賞”のご褒美も、狙い損ねた。

「いやこの雨では7アンダーは出なかったと思いますけど」と苦笑しながら「トライはしたかった」と無念を吐露。
「でも、昨日のいいゴルフで2位で終われましたし、(杉浦)悠太も最後イーグル締めで、そういうところが優勝につながったと思うので。素直におめでとう、と言いたいです」。

館内放送で、中止の一報を聞いてすぐに駆け付け、V決定に喜ぶ杉浦を祝福。笑顔で握手を交わした。


悠太(右)、おめでとう!



短縮54ホールによる75%の438万円を加えて、賞金ランキングを前週の6位から、4位に上昇。
「そこはよかった」と、安堵をするが、賞金1位の生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)も、片岡と同じ5人タイの2位グループにしっかりと食い込んだ。
「ゲンジ(生源寺の愛称)も同じ分だけ加算される。そこの差は縮まっていない」と、現実を見据える。

いよいよ残り4戦。
「ひとつでも上位に入れたら」と賞金レースに向けてもやる気だ。

「今週は、ACN契約プロの最上位には入れたのでそこは良かったと思いますけど次は優勝、という形で終えたいな、と思います」。
ホスト試合が済んでも恩返しは終わらない。

関連記事