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ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント 2025

石川遼が田中と共に今季2度目の首位発進「120点」の内訳は?

先週の「バーディどれだけ取れるんだ」から今週は「誰が一番強いんだ」の戦いへ。
今季の最高賞金4260万円を賭け石川遼(いしかわ・りょう)が満点越えのゴルフで、今季開幕戦以来の首位発進した。




8バーディ、ボギーなしの「64」は、「前澤杯 MAEZAWA CUP」の2日目と、「リシャール・ミル チャリティトーナメント」の3日目に並ぶ今季の自己ベスト。
「きょうのプレーは120点」と高得点の自己採点は、ピンチから一転、チャンスを奪った12番にもよる。

3Uで打ったティショットが左に飛び、赤杭エリアに飛び込んだが、アドレスも取りづらいライからピン奥3メートルへ。バーディで切り抜けた。

7番アイアンでティショットをピンに絡めるなど「普通は取れないような取り方で取れた」という後半の5番パー3(200ヤード)のバーディも、“自己加点”に大いに貢献し、2打目が思いのほか左に飛んだ最後9番のパー5は、傾斜地から高低差のあるアプローチをピン左3メートルに止めてバーディで締めくくった。

「3パットもなかったですし、うまく行かないときでも自分がどうジャッジして、それがどう結果に結びついたか。打つ前の判断も含めて、縦の距離感もコントロールができましたし、今年やって来たことができていた。その評価かな」などと“120点”の内訳を解説した。

「マクロな部分」と、表現したスイングの課題は「順調。凄く悪くなっているというのはない」と、自分に太鼓判を押し、「マクロな部分」に囚われなくても済む分だけ、「ミクロの部分を詰めていける」。

コース上では課題のタテの距離感など、細やかな状況判断にもより集中して取り組めているなど、技術面、メンタル面共に非常にバランスの良い状態であることをうかがわせる初日の好発進となった。

今季は、トップ10がまだない。
でも「自分の手応えのあるゴルフで結果がついてくることに意味があると思う。明日も1打1打、自分の中で正しいジャッジを下していきたい」。
結果だけに焦らない。

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