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中日クラウンズ 2023

デビュー戦でV争い。服部雅也「優勝できるじゃん!」同級生・蟬川の言葉も励みに

実力者がひしめく2日目のリーダーボードに、1差の2位で名前を載せた。

昨秋、プロ転向の服部雅也(はっとり・まさや)は、アマプロ通じても、これが自身のレギュラー初挑戦。


栄光が見える??


QT番号は、昨季サード落ちの131番目。
どうにか、ABEMAツアーは今季開幕から連戦したが、2戦ともに予選落ちを喫した。

「今週の目標はまず初賞金を稼ぐこと。まさか、予想もしなかったので。自分でもびっくりです」と、初出場→初優勝もにらめる位置での決勝ラウンド進出に目を剥いた。


今週は、今年3月に三重県の中日CCで行われた予選会「中日・CBC杯中部アマプロゴルフ選手会」で優勝して出場権を手にした。

地元、愛知県の岡崎市出身。
おじいさんの影響でゴルフを始め、岡崎城西高校と中部学院大学を通じてゴルフ部で活動。
目標とする人に、櫻井和男・大学監督の名前を挙げる。


伝統の「中日クラウンズ」は、ジュニア期から観戦してきた憧れの大会だ。
一番の記憶は、なんといっても石川遼が、当時世界記録の「58」で優勝した2010年。
「最終日は、毎ホールで凄い歓声でした」と、夢にまでみた大舞台で、この日は自身もたくさんの声援を受けてプレー。

「たくさん、拍手とかしてもらって。緊張するというより嬉しかった」と、力に変えた。


難攻不落の和合で、自慢の飛距離は控えめに。
ティショットを2番アイアンで刻んだ11番や、5アイアンを使った12番で連続バーディが取れた。


攻略の肝は今週月曜日、たまたま一緒に練習ラウンドで回った片山晋呉に教わった。
大会は04年と06年の2度優勝。ツアー通算31勝の永久シード選手は「グリーンのセンター狙いでいいよ」と、言った。
「片山さんほどの選手でも攻めないんだと。片山さんほどの選手だから攻めないんだ」と、気持ちが楽に。

初日から2日連続で「67」を並べて、気付けばV争いの禍中にいた。


昨年、史上初のアマ2勝を達成した蟬川泰果(せみかわ・たいが)は同学年でジュニア期から知る仲だ。

1年ぶりくらいに再会し、3アンダーと好発進した初日も「優勝できるじゃん!」と、明るい声をかけられた。

「タイガの冗談だったと思います」と、服部は笑う。
「あまりに先を行かれすぎて、意識もしない」と、もはや刺激の域をはるかに超えるが、「追いつきたいとは思います」と、力をこめた。


まずは和合で“初任給”は無事ゲット。
「次またいつ稼げるか分からないので貯金します」と、笑った。
残り2日で貯蓄をどれだけ増やせるか。

2打差の6位タイには蟬川も控える。
「明日から緊張はすると思いますけどここまで来たら狙わないと」。
一気に差を縮める大チャンスがやってきた。


大学同級生の荒木義和キャディもプロ転向したばかり。2人で和合で勉強!