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ファイナルQT千葉夷隅ゴルフクラブ 2025

先輩からの言葉が転期に!服部雅也が無欲の優勝争い  


「欲が出たら終わりなんで順位は気にしていません」

そう話すのはこの日5アンダー67で、通算8アンダーの2位タイにつけている服部雅也(はっとり・まさや)

今シーズンは出場機会が限られていたため、台湾ツアーに参戦するなどしていたが、

やはり試合数が少なく、試合勘はもちろんのこと自信を積み重ねる作業ができなかった。

 

セカンドQTの時にはショットの状態がひどくて「完全にここで落ちる」と思っていたそう。

「調子が良いというか、前が悪すぎて今が良く感じます。気持ちが良いです」。


調子の良さの要因を聞くと「考え方」だと服部。

「スコアを気にせずに全部パーでいいやみたいな感じでやっています。先輩から、自分を過信しすぎじゃないの?って言われて、それでなんだか気持ちが楽になったんです」。

 

サードQTでは通るか通らないかを気にせずプレーした。それは「別に落ちてもいい」というネガティブな考えではなく、やれることをやって落ちたならそれはしょうがないという前向きなもの。

結果が出せず、ゴルフが上手くいかなくなり、もがいてもがいて自分で自分を苦しめていた。服部は完全に気持ちの問題だったと振り返るが、だからこそ結果に対する欲が出ることを警戒している。

「スコアや順位なんか本当は見たくないんです。でも明日のスタート時間とかを確認したら見ちゃうじゃないですか」と話す表情が明るいのは、今の段階では本当に順位のことは頭に無いからだろう。

残り2日間は自ずと順位を目にしながらのプレーになるだろうが、その中で自分がやれることをやり切れるかどうかが自信を重ねる鍵になるだろう。

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