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考える人。大槻智春が今年もまたトップで最終日へ

大槻智春が3日目に「65」で回り、今年もまたトップで最終日を迎える。



 

2打差の2位タイから出たこの日は「3日間で一番ショットが良かった」と、6アイアンで1メートルにつけた2番のパー3を手始めに、ピンそばの4番、3メートルの下りスライスを読んだ5番、2メートルに乗せた6番パー3とビタビタ。

 

突如、土砂降りの午後から「アイアンの距離感が、対応できなかった」と、チャンスを減らしたが、16番では土混じりのラフから寄せきれなかった5メートルを渾身のパーセーブ。

 

昨年大会で、自身が更新した54ホール最少ストローク(193)を再び記録し、今年も通算19アンダーの単独首位から最終日に挑む。

 

昨年は、最終ホールのボギーでノリスとビンセントに並ばれ、プレーオフ1ホールで敗退。

悔しい2位に終わってから「ずっと、考えています」。

 

昨年大会を含めて、昨季は3試合で最終日をトップで迎えながら3試合とも逆転負け。

2019年の「関西オープン」に次ぐ通算2勝目に届きそうで届かない。

 

周囲には、いつも言われる。

「智春のショットなら、何勝でも出来る」。

でもなぜ、勝てそうで勝てないか。

「気持ちの面と言ってしまえば早いかもしれないけど、どの部分が弱いのか・・・」。

プレッシャー、とも言い切れない。

「手が震えたり、緊張したりすることはない。経験がもっと必要なのか」。

 

答えを出すのは難しい。

 

「パーオン率はいいほう」と、分析するが「チャンスにつけられたところで決め切れていない。それはずっと課題」と、今季は思い切って特定メーカーのクラブ契約を解除。

気に入ったものを、気に入ったタイミングで使える利点を生かして今週は、自身初の試みとして、初日から3日間とも別メーカーの1Wを使用。

予選2日は西と東でパターも変え、次こそ勝ちきるための試行錯誤が続く。

 

大会の地元茨城県の神栖市出身で、実家近くのゴルフパートナーでは常連さん。

 「めちゃくちゃ買います。店舗にないものはお取り寄せします」と、今季はすでに4本購入し、うちパター1本を、今月初めの「中日クラウンズ」で投入。実戦でも役立てている。

 

「最終日に使うクラブは最終日の朝来て、練習場のフィーリングで決める」と、手を変え品を変え、「最終的にいい形になればいいな、と思っています」。

雪辱を晴らすことでしか、きっと答えも見つけられない。

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